ミシン修理屋のお仕事と趣味のお話

JUKI HZL-010N ジュレーブ 自動糸掛けの不具合

ザ・ミシンではありませんが、JUKIが続きます。
前にも同じ内容で記事にさせて頂いたような気がしますが、JUKIの刺しゅう機能付きコンピュータミシン、HZL-010Nジュレーブの自動糸掛けの不具合。

刺しゅう機能付ですので、頻繁に糸の交換が必要になるため、糸掛けの負担を軽減するために全自動糸掛け機能が搭載されています。
ボタン1つで電動で糸掛けから針穴まで通してくれる優れもの。
刺しゅう機能とか関係なく、自動糸掛けが魅力でこのミシンを購入された方も多く、後に同じ電動糸掛け機能を搭載して、刺しゅう機能を無くしたHZL-2100 ネオ ザ・ミシンが登場しました。

その自動糸掛け、便利ではあるんですが時々不具合を起こします。
糸掛けのアームが降りて来なくなったり、針穴に糸が通らなくなったり・・

今回は糸掛けのアームが途中までしか降りてこないというもの。
途中まで降りてきたら引き返してしまい、戻ったところでギギギギーと異音。
ギヤのずれが原因です。

糸掛け部分だけならここまでしなくていいんですが、整備もありましたので。
010N_160517_1.jpg

赤→部分が糸掛けのアーム。
これが途中までしか降りてこなくなってました。
通常であれば一気に針穴まで糸を運んで行きます。
010N_160517_2.jpg

ギヤの位置調整をしてちゃんと糸が通るようになりました。
ここの不具合はギヤずれの他固着などもあります。
下手にいじると大変な事になりますので、不具合が出たら御相談下さい。

あ、ジュレーブって自動での糸掛けしか出来ないと思われてる方もいらっしゃいますが、手動でも糸掛けが出来ますよ。
取扱い説明書にも手動での糸掛け方法が載ってます。

この度はミシンテックへ修理のご依頼をいただきありがとうございました。

福岡市東区JUKIミシンの修理はミシンテックまで。
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[ 2017/02/01 14:50 ] JUKI | TB(0) | CM(0)

JUKI ザ・ミシン HZL-7700 糸調子不良 基板交換(中古)

ザ・ミシンシリーズが続きます。
こちらはブログをご覧頂いたお客様で、県内から宅配便で送って下さいました。
糸調子が悪いとのことで、縫い見本も一緒に送って下さいました。
先にメールの画像でも拝見してたんですが、やはり現物が助かります。

見たらすぐに分かる上糸調子の悪さ。
上糸が緩い状態で、これだと糸調子器の悪さが疑われます。
確認してみるとやはり・・

ストック部品から電磁マグネットを交換してみましたが駄目・゚・(つД`)・゚・
押さえのセンサーも調整してみたけどだめで、どうやらメイン基板みたい。
誤信号が送られてるようで・・
こーなると工賃考えても基板ごと交換が最善かと。
HZL7700_160507_2.jpg

先にも書いたように基板はとっくにメーカー出荷停止。
中古の部品取りを探すしかありません。
ここに来ると買換えという選択肢も出てきますが、どうしてもこのミシンを直して使いたいとの、お客様の強い御要望で修理させていただくことに。
ただ、状態のいい部品取りもそうそう無く、数ヶ月と言う単位でお待ち頂く事に。
幸い日にちは掛かっても構わないと言う承諾をいただけました。
配線がいっぱいつながってる部分がメイン基板、その向こうがディスプレイの基板になります。ディスプレイ側の基盤が壊れる事も時々あります。
ディスプレイ側の基盤が壊れて模様選択が出来なくなったり・・
メイン基板に比べると部品取りを探すのも楽ではあるんですけどね。
HZL7700_160507_3.jpg

部品取りが見つかるまで他の部分の整備を済ませておきます。
HZL7700_160507_1.jpg

結果2ヶ月ほどで状態のいい部品取りが見つかりました。
部品取りと言ってもそのまま使えるほど。
ちょっともったいない気もしますが、他の部品もいずれ生かせますしね。
これで糸調子も良くなって、また使って頂けるようになりました。

JUKI the misin HZL-7700 (修理完了後)
HZL7700_160507_4.jpg

この度はミシンテックへ修理のご依頼をいただきありがとうございました。
また、部品取りが見つかるまで気長にお待ち頂き感謝いたします。

福岡市東区JUKIミシンの修理はミシンテックまで。

[ 2017/02/01 14:16 ] JUKI | TB(0) | CM(0)

JUKI ザ・ミシン HZL-7700 釜の糸食い込み

続けて同じくJUKIのザ・ミシンシリーズ、HZL-7700です。
ATシリーズで言うとこの、AT-1000と同型の色違い。
シリーズ最高峰と言いますか、文字・模様縫いができる機種になります。
前記事のAT-730より1年早い1986年の登場。

前記事でも触れたとおりタテ釜全回転の職業用ボビンを使うタイプ。
その職業用の釜は、糸や針の折れたのが食込んだりすると厄介ですね。
半回転タイプだと簡単に釜部分が分解出来て、食込みの除去も簡単。
運よくグリッと無理やり動かして取れる場合もありますが・・
糸ならまだしも、針だと釜に傷が入る恐れもあります。
ほんのちょっとの糸が食込んだだけでも、がっちり固まってしまいます。
職業用含め、このタイプの釜をお使いの方は少なからず経験があるのでは?

釜を抜き取ってから作業する場合もありますが、今回は付けたまま。
すでに釜を分解した状態です。
普段は見えない部分にゴミが溜まってますね。
HZL7700_160426_1.jpg

分解した釜の部品。
小さなネジもありますので、無くさないよう注意が必要です。
まーネジの在庫はいっぱいありますが(笑)
HZL7700_160426_2.jpg

こちらは持ち帰りでの修理でしたが、この程度の修理は現地でも可能です。
困った時はいつでも御用命下さいm(-。-)m

この度はミシンテックへ修理をご依頼いただきありがとうございました。

福岡市東区JUKIミシンの修理はミシンテックまで。
[ 2017/02/01 13:27 ] JUKI | TB(0) | CM(0)

JUKI ザ・ミシン AT-730 糸調子不良 モーター不具合

さあ2月になりました。
予告どおり今月はミシン記事のほうもがんばって行きましょうかと。

さて、今回はJUKIのコンピュータミシンAT-730です。
職業用と同じボビンを使う、タテ釜全回転のザ・ミシンシリーズ。
ボビンケースはジグザグミシン兼用の口広タイプなんですが、職業用ミシンのシュプールシリーズも同じボビンケースを使ってますね。
同じザ・ミシンでHZLシリーズもありますが、ATとHZLはカラーリングの違い。
AT-730はHZL-7500と同仕様の色違いになります。

ご依頼内容はモーターが回らなくなったとの事。
固着?と思ったんですがモーターの回る音がしないとのこと。
カーボン切れ?でもそこまで使い込んでる感じでも無さそう・・

とにかく分解して確認してみましょう。
AT170_160421_4.jpg

今回は分解整備もご依頼頂いてるので、基板も取り外してクリーニング。
AT170_160421_3.jpg

釜周辺はこんな感じで汚れてました。ギヤの割れなどは確認されませんでした。
AT170_160421_1.jpg

で、原因はモーターの焼きつき。
時々あるんです、モーターの軸が焼きついてたり、錆び付いて動かないのが。
モーターを取寄せて交換と行きたいとこですが、さすがに部品はありません。
何せ1987年のミシンですからね。
AT170_160421_2.jpg

部品取りのミシンを探すしかないかな・・
ストック部品を確認してみると、お!、行けそう!
ということで同規格のモーターがあったのでそれを使うことに。
ただAssy交換とはいかず、ご覧の有様。
部品をあちこち組み替える事に。
AT170_160421_6.jpg

モーターの件は無事に終わりましたが、残るは糸調子。
お預かりの際に糸調子が悪いのも気にしておられましたので。
このミシンは電気式の糸調整なので、そこが壊れてるとかなり厄介。
電磁マグネットが2箇所も使ってあるんです。
原因が分からず基板から交換なんて事もありえます。
もちろんメーカー出荷は終了してるから、部品取りからなんですが、その部品取りのミシンも壊れてたりして・・
今回は機械的な部分の油切れが原因で助かりました(ほっ)

外装のクリーニングも済ませて完了です。
他店さんの貼ったシールは許可を頂いて剥がしてます(笑)
もう無い販売店のシールでしたしね。

JUKI AT-730 the misin (修理完了後)
AT170_160421_5.jpg

このミシンに大変愛着を持っておられるお客様でしたので、無事にお返しする事が出来て良かったです。

この度はミシンテックへ修理をご依頼いただきありがとうございました。

福岡市東区JUKIミシンの修理はミシンテックまで。
[ 2017/02/01 12:26 ] JUKI | TB(0) | CM(0)

JUKI HZL-550 フローラ 色々不具合

こちらのお客様はブログがご縁でご依頼頂きました。
といっても修理のご依頼ではなく、ロックミシンの御注文でした。
そのロックミシンをお届けした際、こちらの修理をご依頼いただきました。
なんでも、調子悪くなって新しいミシンを買ったので直し込んでたとの事。
でもやっぱりこのミシンが使いたい・・と、出してみたそうです。
「もし直るなら」とのことで、拝見すると色々と不具合が・・
お預かりして詳しく調べてみます。

HZL-550フローラは、JUKIミシン初の家庭用電子ミシン。
JUKIらしく全回転釜に自動糸切と、工業用ミシンからフィードバックした機構が見られるのもこのミシンから。
この前がHZL-11フルフルですから、一気にJUKIが進化した感じですね。
そのHZL-11はJIKI初の水平釜だったんですが、どうも失敗だったようで・・
HZL-550以降、長い事JUKI=全回転釜の歴史が始まる訳です。

HZL-550は1978年に登場、その2年前にブラザーの電子ミシン、コンパル750DXが登場してるわけですが、何となく構造が似てる気が・・参考にしたのかな?

まー私の想像なので、当時の方々に聞かないと分かりませんけどね。

「動き(スピード)が安定しない」「自動糸切が出来ない」「糸調子が悪い」などなど、色々と不具合が有るとの事でしたが、大きな原因は各部の油切れ。

スタート/ストップ、スピード調整などは手前右側のカチカチボタンで操作。
左上に見えるレバーは押えの上下、糸切を行います。
HZL550_161028_3.jpg

ベット上部と針板が一緒に外れる構造はブラザーのコンパルと同じですが、釜の底が外れないのって作業しいくいんですよね。
左上の爪状のものが糸切刃になるんですが、後のモデルと違ってカチッとした感じではなく、フニャっとした感じで、「切れたの?」と思うんですが、切れてます。
HZL550_161028_5.jpg

メイン基板はここにあるんですが、配線が複雑過ぎます・・
HZL550_161028_2.jpg

針軸もですが、この辺りメッキ部分も含め錆が多かったです。
HZL550_161028_1.jpg

模様を切り替えるとそれに合った押さえが表示されるんですが、その押えの描かれてる部分がカメラのフィルムみたいヽ(´∀`)ノ
HZL550_161028_4.jpg

なんだかミシン修理というよりミシンの紹介記事になってしまいました・・

もちろん修理後は快調に使えるようになりました!

JUKI HZL-550 frora (修理完了後)
HZL550_161028_6.jpg

そうそう、1980年にマイナーチェンジでHZL-580が出てるんですが、そちらはフローラではなくフルフルの名を継承しています。
フローラの名は同年登場のHZL-5000シリーズへと継承されました。

この度はミシンテックへ修理のご依頼をいただきありがとうございました。

福岡市東区JUKIミシンの修理はミシンテックまで。
[ 2016/12/28 02:08 ] JUKI | TB(0) | CM(0)
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Author:ミシンテック
 
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