ミシン修理屋のお仕事と趣味のお話

ジャノメ エクセル20 送り幅調整と模様切替が出来ない

カチャカチャ、ボタン式模様切替のエクセルです。
送り幅や模様切替が出来ないとのことですが、いつものボタン部分の固着。
経年劣化により内部のグリスが固まって起こる症状。
状態のいい時はボタンを押すと、カチャッカチャッと気持ちよい反応。
固まると、フニャっとした感触で、ボタンがしっかり入らなかったり、押してない隣のボタンも一緒に沈み込んだりします。

送り調整や振り幅調整は模様切替ボタンの左右にあるダイヤルで操作します。
ボタンもダイヤルも連動していて、固まるとどれも利かなくなるのです。
返し縫いボタンも一連のボタンと並んでいて、返し縫いが利かなくなることも。

全てはボタンの下に収められた切替カム部分の固着が原因。
根気よくクリーニングを行いますが、ここで手を抜くと再発してしまいます。
カチャカチャと気持ちよくボタンが切り替わるようになれば、新たなグリスを注入。

右側の重々しいところが切替カム機構。
カム部分の複雑さに下軸周辺はシンプルな構造ですね。
エクセル18_170202_2

コントローラーにも不具合があるようで、踏み込むと止まってしまう事がしばしば。
原因はコントローラー側ですが、念のため端子側の確認も行います。
エクセル18_170202_3

接点部分の汚れが原因でしたので、磨いて接点復活剤を塗布いたしました。
エクセル18_170202_4

JANOME EXCEL 20 (修理完了後)
エクセル18_170202_1

1981年に登場したこのミシン、すでに実用充分な水平釜が採用されています。
電子基板の無い電動ミシンですので、末永く使って頂けるのではないでしょうか。

この度はミシンテックへ修理のご依頼をいただきありがとうございました。

福岡市東区ジャノメミシンの修理はミシンテックまで。
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[ 2018/06/11 09:51 ] JANOME | TB(0) | CM(0)

ジャノメ クラウンレディ 3007 (MODEL660) 糸の食い込み

ジャノメのコンパクト電子ミシン、モデル660シリーズの修理をお預かりしました。
レギュラーサイズのモデル751シリーズをそのまま小さくしたようなモデル。
コンパクトミシンにしては作りがしっかりしていて、このクラスにしては重量もそこそこあります。
なので縫い目もきれいで、使っていて安心感があります。
ただ1つ残念なのは下糸巻き軸がプラスチック樹脂ってとこでしょうか?

今回のご依頼は、上糸が釜に食い込むというか引っかかると言う事。
拝見すると、内釜の位置を固定する部品の、板バネが破損してました。
曲がりなら修正が利くんですが、折れてしまっていたので交換です。
内釜の突起部分にも傷が入っていましたが、こちらは修正で対応します。

①→部分を破損してましたので、交換しております。
②→部分は傷が入っていたのを、研磨して修正しております。
660_160530_1.jpg

以前糸が食い込んだ時に、(恐らく天秤の糸掛け不良が原因)無理やり引っぱったそうで、それが破損の原因かと思われます。

釜(針板)に糸が食い込んだ際は無理に引っぱらず、針板を外して下さい。
針が刺さったまま取れないなど、無理かな?と言う時はミシンテックまで(笑)
軽微な事でも遠慮せずご連絡、ご相談いただければと思います。

さて、釜の汚れを除去して、注油をしてから部品を取り付けます。
660_160530_2.jpg

針板に針傷が目立ってましたので、そちらも研磨して修正しておきました。

今回は釜周辺のみの簡易修理で終了です。

JANOME Croun Lady 3007 (MODEL660) 修理完了後
660_160530_3.jpg

この度はミシンテックへ修理のご依頼をいただきありがとうございました。

福岡市東区ジャノメミシンの修理はミシンテックまで。
[ 2018/06/04 11:59 ] JANOME | TB(0) | CM(0)

ジャノメ JP-510 (model 843) タイミングずれとキュルキュル音

キュルキュルキュル・・ミシンから甲高いいや~な音は出ていませんか?
最近数件そんな異音の修理依頼がありました。

ブログをご覧いただいたお客様が、ジャノメのJP-510を持ち込んで下さいました。
このJPもキュルキュル音が気になるとのこと。
それほど音は大きくなかったし、出たり出なかったりでまだ軽い症状。
こちらはそれよりも釜のタイミングずれがひどかったです。
それほど使い込んだ感じもないの何で?

ジャノメのJPシリーズは息の長いコンピュータミシン。
使い勝手はいいし、シンプルな見た目もいい。
修理屋にとっては整備のしやすさが一番いいところかな?
ただ外装はぐるのはちょっと面倒だったりしますが・・

特にここ、フレーム側ではなく手前の外装側に基盤が収まっています。
それはいいんですが、配線がややこしいんです。
JP510_180509_4.jpg

異音の原因はベルトの張り具合を調整するプーリー。
このミシンはモーターベルトとタイミングベルトの二箇所あって、モーター側。
JP510_180509_1.jpg

音の出てないほうもいずれ出るでしょうから同じ作業をしておきます。
金属の軸に腐食?があって、凸凹してたので表面を滑らかにしておきます。
グリスアップをして組み付け。
JP510_180509_3.jpg

そしてタイミングのずれは、その音の出てない側のプーリー台座のネジ緩み。
ベルトの張が無くなってゆるゆる、どうりでタイミングがずれてる分けです。
タイミングを取り直して、グリスアップしたプーリーで張り具合の調整。
JP510_180509_2.jpg

JANOME JP-510 (model 843)
はい、また修理完了後の写真撮るの忘れてました・・申し訳ございません。

この度はミシンテックへ修理のご依頼をいただきありがとうございました。

福岡市東区ジャノメミシンの修理はミシンテックまで。
[ 2018/05/22 00:41 ] JANOME | TB(0) | CM(0)

ジャノメ クライ・ムキ KM2002 (モデル751) 送り歯交換

こちらは以前ブログでご依頼頂いたお客様からのご紹介。
送り歯が折れたとの事で、自分で交換するので部品を送って欲しいとの事。

黄色いボディカラーが特徴の、クライムキさんオリジナルモデル。
クライムキと聞いて外国の方と思ってたんですが、日本の方でした(笑)
オリジナルと言ってもジャノメのモデル751ほぼそのまま。
むろん送り歯もまだ有るだろうと思ったら、まさかの「ありません」。

お客様にその旨お伝えして一旦終了。

その後なんどかお客様とやりとりさせていただく中で、このモデルKM2002がまだ販売継続しているとの事。
え!?と再度メーカー問い合わせ。
「ありますね」って・・どーいう事?まぁあるならお願いしますで発注。

御自分で交換と言う事だったんですが、整備もして欲しいとの事でお預かり。
使用頻度の高いお客様ですので、ちょうど良い機会だったかも知れません。

分解してみて一番気になったのが糸取りバネの部分。
誇りが詰まってバネの動きが悪くなってました。

糸調子部分をゴロッと取り外します。
KM2002_1.jpg

バネ部分はこんな状態でした。
余分な油も付着して埃が固まってますね。
KM2002_2.jpg

分解してクリーニングをさせていただきます。
KM2002_3.jpg

カマ部分にも大量の埃が詰まっていました。
こー見るとそうでもないですが、この位置から見えないところにいっぱい。
KM2002_4.jpg

クリーニング作業を終えて注油作業に移ります。
KM2002_6.jpg

送り歯も交換させていただきます。
右が新品で、左の→部分の前歯が折れてます。
お客様が応急措置でボンドでくっ付けてますので、折れたようには見えませんね。
KM2002_5.jpg

JANOME KURAI-MUKI KM2002 (model 751) (整備完了後)
KM2002_7.jpg

ボディ全体くすんだ感じになってましたが、鮮やかな黄色が蘇りました。
クライムキさんのミシンはマットな仕上げになってるので、磨き作業はちょっと気を使うんですよね。

この度はミシンテックへ修理のご依頼をいただき有難う御座いました。

福岡市東区ジャノメミシンの修理はミシンテックまで。
[ 2017/11/30 10:37 ] JANOME | TB(0) | CM(0)

ジャノメ モデル802 トピアエース 下軸ギア破損

同じタイトルの記事が前にもありましたが、今年はトピアのギア交換も多かったような気がしますね。控えめだったせいか、部品の発注も何度かしました。

相変わらずネットオークションでも高値を維持してる人気のミシン。
まだまだ使われてる方も多いんです。

動きが重く、目飛びもするとの事で修理のご依頼をいただきました。
以前から調子悪かったそうですが、修理先が見つからずお困りだったとか。
宗像の教室に通われてる方が紹介して下さったそうです。

お伺いしてみると予想通り下軸ギヤが割れてました。
ま、トピアの不具合ってほぼこれですけどね。
キャビネットタイプでしたので、頭だけお預かりして帰ります。

外した下軸ギヤはご覧の通り、ひびだけでなく割れて欠損した状態でした。
802_161103_2.jpg

針穴可動式の針板なんですが、可動部分が固着してたので分解整備。
802_161103_3.jpg

固着が原因で、送り幅調整や返し縫い、ジグザグも利かなくなってました。
802_161103_1.jpg

新しい下軸ギヤを取り付けたら、釜を組んでのバランス調整。
まーこの辺はさすがに慣れた作業です。

最後にボディのクリーニングですが、トピアは塗装がしっかりしてるので磨きがいがあります。ですが完了後の写真はまた撮り忘れ・・

この度はミシンテックへ修理のご依頼をいただきありがとうございました。

福岡市東区ジャノメミシンの修理はミシンテックまで。
[ 2016/12/28 04:54 ] JANOME | TB(0) | CM(0)
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