ミシン修理屋のお仕事と趣味のお話
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JUKI MO-334D 4本糸ロック ギヤ割れ

当ブログをご覧いただいた方からご依頼いただいたミシンです。

京都の方なんですが、頂いたメールの内容は「はずみ車を回してもルーパーが動かない」とのこと。針は動いてるとの事でギヤ割れかな?

後のメールには「割れたギヤみたいなのが下に落ちてる」とのこと。

あ~間違いないな。当時のJUKIロックにはルーパー軸にプラギヤ使ったのがあるんですが、これが結構われてるんですよね。しかもメーカー出荷停止部品・・。

もしかして・・というのがあったので、修理不能で返送する可能性があることを御了承頂いた上で修理を受けさせて頂く事に。こういう時は遠方だとヤキモキしますね。

長い間使われてなかったとのことで、かなりくたびれた状態で送られてきました。
334D_1.jpg

「もう一度使いたい」というお気持ちがメールからひしひしと伝わって来ましたので、これはなんとか修理してお返ししたいところ。

3つに割れてしまったギヤは別袋に収めて送って下さいました。その割れたギヤを見たら「お、これは行けるかも」ということで作業を進めさせて頂く事に。

まずはカバーを外して状態を確認しながら洗浄作業。
334D_3.jpg

ルーパー軸の金色部分(赤矢印)がギヤがあったところ。
334D_5.jpg

軸から抜き取って割れたギヤを合わせてみます。
334D_4.jpg

まだ圧着する前なので隙間が大きいですが、これなら修正出来そうです。
334D_2.jpg

圧着後、ギヤの凹部分に同じRに加工した補強材を埋め込んで修正しました。

しっかり貼り付くまで待ちましょう。その間に他の作業を・・。

糸調子器内部に埃が溜まって、それに伴う錆で糸受け皿が真っ赤・・1つづつ分解して埃落しと錆取り。内部も誇りや錆を綺麗に落としてからの注油作業。

ギヤの修正が完了して組付け。もちろん元のままとはいかず、ギヤ径が微妙に大きくなってますので、そのままだと回転が重い重い。

精度が求められる部分なので、微妙な変化も大きく影響してしまうんです。

が、このミシンはルーパー軸位置の微調整が可能なんです。ギヤの微修正と軸位置調整を繰り返し行っていきます。

それが済んだらルーパー位置調整となかなか根気の要るところでした・・。

さぁー試し縫い。
334D_6.jpg

ギヤの耐久試験も兼ねてるので、この倍ほどの切れ端の山が出来ました(^0^)

遠方のお客様ですので、お時間を頂いて何度も耐久試験を行わせて頂きました。

「さぁーこれで大丈夫」となって、ようやくボディワーク。
334D_7.jpg

きれいになって、これからも気持ちよく使って頂けるように・・。
334D_8.jpg

長期間お預かりする結果になってしまいましたが、再びこのミシンが使えるようになって、今回この修理をお受けして良かったと思っております。

この度はミシンテックへの遠方よりの修理御依頼有難うございました。
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[ 2014/09/30 10:01 ] ロックミシン | TB(0) | CM(0)
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