ミシン修理屋のお仕事と趣味のお話

シンガー マジックボビン 下糸巻きレバー破損と釜への糸食い込み

こちらのお客様もブログがきっかけで、今までに何度か修理をさせて頂いてます。今回は釜に糸が食い込んでしまったとのことでご連絡を頂きました。

合わせて以前修理した箇所が、再び破損してしまったとのことで、そちらも。
その時は部品が無くて、間に合わせで修理していたのですが、今回部品取りに使えるミシンが見つかったので、交換対応させて頂く事が出来ました。

このミシンはミシン台に取り付けた状態、ケースに入ったポータブル、ケース無しのポータブルと、様々な状態で使えるようになっています。
ですので、この状態でもゴム足が付いています。底カバーもありますが、手で簡単に外せるようになっています。
mb_160408_6.jpg

こちらが下糸巻きのレバーになるんですが、下が破損したもので、上が今回部品取りのミシンから取り外した物になります。
mb_160408_4.jpg

多くの方が下糸巻きにこんな部品あったっけ?と思われるかもしれませんが、このミシンの名前にもなっているマジックボビン機構特有の物です。
マジックボビンと言うのは、専用のボビンを使って釜にボビンをセットしたまま、針に通した上糸から直接下糸巻き出来ると言うもの。
この時代のシンガーミシンの多くがこのマジックボビンを採用してましたが、長くは続かず、後のモデルは通常のミシンと同じ下糸巻き構造になっています。

部品の取り付けが終わりました。動きも固かったので、整備しておきます。
mb_160408_3.jpg

釜カバーを開けると釜の左端にこのレバーがあって、レバーを左に押し込むように回すと釜が少し持ち上がって、ボビンに下糸が巻けるようになっています。
釜カバーを閉めると、レバーも元の位置に戻るようになっています。

なかなか優れものだとは思うんですが、普及しなかったのはやはり何か使いづらさがあったのかもしれません。

釜への糸がらみは、この状態にしてようやく取れました。
mb_160408_2.jpg

お客様も外して自分で除去出来ないかとがんばったそうですが、今の水平釜ミシンのように内釜は簡単には取り外せません。

SINGER magic-bobbin (型番不明) 修理完了後
mb_160408_5.jpg

お祖母さんから受け継いだと言うこのミシン、これからも大切に使い続け下さい。

この度はミシンテックへ修理のご依頼をいただきありがとうございました。

福岡市東区シンガーミシンの修理はミシンテックまで。
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[ 2016/06/10 00:47 ] SINGER | TB(0) | CM(0)
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