ミシン修理屋のお仕事と趣味のお話

JUKI HZL-550 フローラ 色々不具合

こちらのお客様はブログがご縁でご依頼頂きました。
といっても修理のご依頼ではなく、ロックミシンの御注文でした。
そのロックミシンをお届けした際、こちらの修理をご依頼いただきました。
なんでも、調子悪くなって新しいミシンを買ったので直し込んでたとの事。
でもやっぱりこのミシンが使いたい・・と、出してみたそうです。
「もし直るなら」とのことで、拝見すると色々と不具合が・・
お預かりして詳しく調べてみます。

HZL-550フローラは、JUKIミシン初の家庭用電子ミシン。
JUKIらしく全回転釜に自動糸切と、工業用ミシンからフィードバックした機構が見られるのもこのミシンから。
この前がHZL-11フルフルですから、一気にJUKIが進化した感じですね。
そのHZL-11はJIKI初の水平釜だったんですが、どうも失敗だったようで・・
HZL-550以降、長い事JUKI=全回転釜の歴史が始まる訳です。

HZL-550は1978年に登場、その2年前にブラザーの電子ミシン、コンパル750DXが登場してるわけですが、何となく構造が似てる気が・・参考にしたのかな?

まー私の想像なので、当時の方々に聞かないと分かりませんけどね。

「動き(スピード)が安定しない」「自動糸切が出来ない」「糸調子が悪い」などなど、色々と不具合が有るとの事でしたが、大きな原因は各部の油切れ。

スタート/ストップ、スピード調整などは手前右側のカチカチボタンで操作。
左上に見えるレバーは押えの上下、糸切を行います。
HZL550_161028_3.jpg

ベット上部と針板が一緒に外れる構造はブラザーのコンパルと同じですが、釜の底が外れないのって作業しいくいんですよね。
左上の爪状のものが糸切刃になるんですが、後のモデルと違ってカチッとした感じではなく、フニャっとした感じで、「切れたの?」と思うんですが、切れてます。
HZL550_161028_5.jpg

メイン基板はここにあるんですが、配線が複雑過ぎます・・
HZL550_161028_2.jpg

針軸もですが、この辺りメッキ部分も含め錆が多かったです。
HZL550_161028_1.jpg

模様を切り替えるとそれに合った押さえが表示されるんですが、その押えの描かれてる部分がカメラのフィルムみたいヽ(´∀`)ノ
HZL550_161028_4.jpg

なんだかミシン修理というよりミシンの紹介記事になってしまいました・・

もちろん修理後は快調に使えるようになりました!

JUKI HZL-550 frora (修理完了後)
HZL550_161028_6.jpg

そうそう、1980年にマイナーチェンジでHZL-580が出てるんですが、そちらはフローラではなくフルフルの名を継承しています。
フローラの名は同年登場のHZL-5000シリーズへと継承されました。

この度はミシンテックへ修理のご依頼をいただきありがとうございました。

福岡市東区JUKIミシンの修理はミシンテックまで。
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[ 2016/12/28 02:08 ] JUKI | TB(0) | CM(0)
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