火曜日の事なんですが、久山のyururiさんのご紹介で、篠栗のお客様宅に修理にお伺いしました。お盆前にご依頼いただいてたのですが、遅くなってしまい申し訳ございません。
古いミシンとだけお伺いしていたのですが、リッカーマイティB3でした。1982年に発売されたミシンで、全回転釜の電子ミシンになります。当時結構な台数販売されたんでしょうね、使いやすさもあってか、今でも使われてる方が多いです。

さて、ご依頼内容は下糸を拾わないとのことでした。確認してみると釜のタイミングがずれています。他にも針軸が左右方向にずれていたりと修理箇所が複数ありました。コードリールのコードはウサギにかじられて、あちこち断線してビニールテープで補修してありました。修理箇所が多いのと、分解整備が必要ですので、お預かりさせていただくことにしました。
と、お客様が「もう1つあるんですけど・・」電源入れたときにジリジリ音がして、針通しする時などにビリビリ電気が流れる感じがするとのこと。え!?まさか漏電?今電源入れてるけどなんとも無いですが、これは確認しとかないと。
電源を入れ直してみると確かにジリジリ音が・・「この音です!」確かに本体金属部分に触れてみると微弱ながら電気が流れてる!ミシンさわるたびにビリビリするなんて怖いです。
確認のため電源を入れたまま基板の配線を1ヶ所ずつ外してみる。とあるリレースイッチを抜いたところ、ジリジリ音が消えた。これが原因か~と配線をたどってみると、スイッチ部分に入り込んだマチ針が原因で本体に電気を流していたのでした。こんなことあるんですね~お客様もビックリされてました。

他の部分は持ち帰っての作業となったんですが、釜のタイミングは下軸のネジ緩みが原因でした。ネジを締めなおして、釜のタイミング調整と糸がらみの除去をしておきました。針軸の位置調整もして、各部注油もしておきました。明日予定通り納品させていただきます。
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