ミシン修理屋のお仕事と趣味のお話

JUKI HZ-253 ロータリックス

ミシンの先輩から「ロータリックスの糸調子のとこのバネ(ピンピンバネ)が折れてしまった」と連絡がありました。「どかなるかなー?」との事だったんですが、ロータリックスって言っても色々型があるし・・。

最悪うちにあるフルフルを部品取りにするしかないかな・・「とりあえず持ってきてみて下さい」と、とにかく見てみることに。

何でもお客様の預かりを先輩が折ってしまったとのことで、何とかせねば。

ロータリックスというのは1954年頃に最初のモデルが登場した、JUKIオリジナルのロータリックス天秤を採用したモデル。

ロータリックスを名乗ってたのは1965年頃までで、その後はダイヤロータリー、フルフルと名前は変わって行きますが、ロータリックス天秤はそのまま採用されています。

1975年のHZD-722までロータリックス天秤が続き、1976年に登場したHZL-755はフルフルのネームですが、標準的なリンク天秤になっています。

さて、修理のお話に戻りましょう・・。

持ちこまれたミシンはHZ-253ロータリックス。う~ん本当(ネームが)のロータリックス・・これじゃーうちのフルフルのバネは使えません。

HA-1タイプのピンピンバネなら部品として取れるし、うちにも在庫あるんだけど、このタイプはなぁ・・ストックをごそごそしたけど無い。

あ、そうだ!妻板ごと保管してあるブラザーHA2のやつなら・・ビンゴ!ぴったりです。

糸調子器自体も調子悪かったので、ついでに分解して組み直しました。
HZ253_1.jpg

「ところでこれ回転重くないですか?」「そーなんよ、何でかね?」で、天秤部分を開けてみると・・何これ?大量のいとが巻きついてました。

長い事油にまみれて黄色くなってますが、これは透明な糸・・そう、生地の色に関係なく使えるっていうあれですね。これじゃーまるで魚釣りのリールみたい。
HZ253_2.jpg

取り出したらこんなに。
HZ253_3.jpg

この糸ってトラブルの元なんで、うちのお客様には極力使用を控えるようにお願いしてます。はっきり言って釣り糸だから、いざ絡まったら面倒な事になります。

足踏みで使われてるんですが、ミシンテックには職業用の台しか無いので、モーターを取付けての作動確認。軽やかに回転して、糸調子も良好です。

JUKI HZ-253 Rotalix(1964年発売)
HZ253_4.jpg

確かこの頃から青JIKI(現在の書体)になったのではないでしょうか・・。

古いミシンの修理もご相談下さい。
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[ 2014/05/02 22:45 ] JUKI | TB(0) | CM(0)
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