ミシン修理屋のお仕事と趣味のお話

シンガー メリット SER-1300 ギヤモーター破損

ブログをご覧いただいたお客様から、「異音がして動かない」との事で動画付のメールをいただきました。動画では電源を入れるとランプが点滅して動かない状態が確認出来ました。あれかな?と言う症状が思い浮かびますが、果たして・・

実はうちのPCでは音が聞けなかったのですが、お持込いただいたミシンを拝見すると、電源ON、「カリカリカリ」・・異音と共に模様選択ランプ(左上の直線)が点滅。

ん?思ってた症状と違う・・

このメリットSRE-1400は電子ミシンなんですが、模様選択はダイヤルをがちゃがちゃ回すのではなく、模様選択ボタンを押すと模様切替が出来るようになっています。

が、コンピュータミシンのようにステッピングモーターで制御してるわけではなく、ギヤモーターでベルトを回転させてカムを動かしています。

なので、ステッピングモーターのようにキュッキュッと動くのではなく、ウィ~ンというモーターの音と共に、がっちゃんがっちゃんと機械的な音がするんです。

まぁ何とも味があると言いますか、いかにも手の代わりを機械がやってますって感じ。

右がギヤモーターで、手前のベルトを回転させてカムを回します。
SRE1400_150806_4.jpg

異音の原因は、カム部分が固着してしまって、ギヤモーターが空回りしてました。まずはカムの回転を良くするんですが、それだけでは済まなさそうな音・・

やっぱり・・カムは回転するようになったのに、頻度は少なくなったとは言えまだ空回り。どうやらベルトを回転させる力が足りてません。あぁモーターが原因か(泣)

モーターのギヤ部分を分解すると、無理してたのでギヤの一部が潰れてしまってました。う~ん・・悩んだ挙句、他から流用したものを組合わせて作りました(^o^;)
SRE1400_150806_3.jpg

さっそく組み付けてテスト。おお、いい感じ!しっかりとカムを回転させてます。

さあ、一旦仮組みして試し縫い・・ありゃ?返し縫が出来ないし、送りの幅も調整出来てない。見たら送りに関する部分がガッツリ固着してました。

浸透剤を入れてしばらく置いた後、ハンマーを使ってようやく抜けました。
SRE1400_150806_2.jpg

中は真っ赤に錆びてました。
SRE1400_150806_1.jpg

さぁ、これでようやく通常の整備作業に入れます(´∇`)

釜はシンガーモナミタイプを採用してます。半月状の内釜が特徴で、マグネット式ではないので、浮き上がり防止のストッパーが付いてます。
SRE1400_150907_1.jpg

このタイプは専用のモナミボビンを使いますので、ボビンのサイズに御注意下さい。

釜の内側や周辺にはホコリが溜まってますね。
SRE1400_150907_2.jpg

あ、この前のモデルにSRE-1300と言うのがありまして、見た目そっくりなんですがそちらはタテ釜半回転のモデルとなります。

色々とありましたが、何とか作業を完了する事が出来ました。

SINGER MERRITT SRE-1400 (修理完了後)
SRE1400_150806_5.jpg

この度はミシンテックへ修理のご依頼を頂きありがとうございました。

福岡市東区シンガーミシンの修理はミシンテックまで。
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[ 2015/09/19 00:48 ] SINGER | TB(0) | CM(0)
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