ミシン修理屋のお仕事と趣味のお話

ブラザー テンディⅡ ZZ3-B870 電気系統故障

「液晶のメッセージが下糸巻きのまま」「スタートしてもすぐピピッと音がして止まってしまう」との事で、ご紹介のお客様が修理を持込んで下さいました。

機種はブラザーのテンディⅡで、同時期に登場する文字縫いの出来るテンディスペシャルとは違い、基本縫いオンリーの機種。

テンディとテンディスペシャルって、同時期に登場して同じペットネームなんですが、見た目まったく違うんですよね。テンディのほうがスタイリッシュです。

当時としては奇抜な(メインカラーが赤ってのも・・)デザインだったせいか、1989年に登場したコンパルAT(ZZ3-B766)までで終わってしまったようで・・

1987年にテンディ(ZZ3-B877・特販名らくし~な)として登場し、1988年にこのテンディⅡが登場しました。一番の違いはメッセージディスプレイ(小さな液晶)。

液晶に現在選択してる縫いパターンや、エラーメッセージなどを表示してくれます。

今回はそのディスプレイに「シタイトマキ」の表示が出たまま。ただ、下糸巻きの構造が特殊で、ボディ右側面の下のほうに下糸巻きがあります。

良くあるタイプと違い、下糸巻きの表示が出てても縫えます。良くあるのは下糸巻きになってると、針のほうは動きませんけどね。この機種は構造が違うんです。

でもってその原因は下糸巻きの蓋を開けた時のセンサーエラー。センサーの調整をしたら液晶の表示は良くなりました。
テンディⅡ_150906_5

あとは「スタートしてもピピッと音がして止まる」ほうの修理です。

ピピッと言うのは明らかなエラー音なんですが、メッセージでは「どこ」とは伝えてくれません。そこまで機械が教えてくれたら助かるんですけどね(^∇^)

配線をたどって原因を探していきますが、これがなかなか大変。

上のカバーを外してもこんな感じで中が見えません・・
テンディⅡ_150906_2

前カバーからって機種が多い中で、この機種は背面カバーを外すとこんな感じに中が見えます。かつてのハスクバーナやベルニナもこんな感じでしたね。
テンディⅡ_150906_4

その一番下のほうにメイン基板がチラッと見えます。
テンディⅡ_150906_3

この基板を外すのが大変で、配線が奥まった所まであるもので・・けど「これっ」て言う原因が見つからないので、基板クリーニングと接点磨きをしようかと・・

クリーニングと磨きをしてから、各接点に接点復活剤を塗っていきます。

「これで直ってくれたらいいけど・・」とか思いつつ、またまた苦労の組み直し。

さぁスタート!お、止まらず動いてくれてる!どうやら正解だったようで、ほっと一息。

後は通常の整備作業を仕上げて生きます。

色々大変な構造のミシンですが、「ここだけはっ」てのが釜部分。こんな感じで開くから整備もしやすいんです。後に記事に書きますが、同じブラザーでも大変なのが・・
テンディⅡ_150906_1

ちょっと不安もあったので、修理完了後もしばらくお預かりしてテストの繰り返し。

どうやら大丈夫みたいで、突然止まったりは無くなりました。

この取っ手の納まり感が好きですね~
テンディⅡ_150906_7

brother Tendy-Ⅱ ZZ3-B870 (修理完了後)
テンディⅡ_150906_6

お客様も私も(すいません・・)半分諦めかけてたこのミシン、直って良かったとつくづく・・お母様から引き継いだミシンを、これからも大切に使って頂けたらと思います。

この度はミシンテックへ修理のご依頼をいただきありがとうございました。

福岡市東区ブラザーミシンの修理はミシンテックまで。
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[ 2015/10/31 11:50 ] brother | TB(0) | CM(0)
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